小児科は、子ども好きの看護師に人気のある診療科目です。小児科で働く最大のメリットは、子どもとコミュニケーションを図りながら看護ができることでしょう。幼い子どもにとって病院で治療を受けることは非常に大変なことです。治療を嫌がる子どもが治療に対して前向きになれるように、積極的に会話をして励ましてあげることが重要になってきます。

入院中の子どもの場合、一緒にお絵かきやおもちゃで遊んだり、クリスマス会など子供が楽しめる企画を開催したりしてして、療養中の子どもの心を明るくしてあげることができるのも楽しさの一つかもしれません。

その他にも、看護師として医療技術を高められることもメリットといえます。そもそも子どもは、大人に比べて体のサイズが小さいために、細やかな医療スキルが必要とされるのです。例えば、点滴の為に注射を打つ際にも血管が大人よりも細いという特徴があります。そのため、確実に血管に針を入れるにはうまく処置を行う必要があるのです。正確に処置をするために努力をしなければいけないため、小児科の看護師として働いていると医療スキルを向上させられるというわけです。

さらに、小児科で働くと様々な疾患の知識を養うことができるのも魅力です。そもそも、小児科は０歳から15歳の子どもの疾患であればほとんどの病気に対応しているため、アレルギーや小児がんや心臓病など、様々な疾患を持つ患者が訪れます。一人一人の患者をきちんとケアするために、広く深い知識を持ち合わせていなければいけません。働きつつ努力することによって、看護師としてスキルアップすることができるでしょう。